ガツンとゆるい所感

機械工であり、二児の父であり、世界20カ国で遊んだり仕事した旅人がお送りする、仕事や生活での気づきや学び。毎朝7:30に更新していき、1000件を目標に記述を残します。

0109_結婚観についての記録

Amazon primeで見たTVドラマ、This is usの

物語の中で繰り広げられる、夫婦生活や出産、

職業や恋愛などが色濃く表現されているのを

見て、結婚観について改めて考えた。

 

私は現在会社員で、妻と子2人と4人暮らし。

日頃は仕事や子育てで忙しく、独身時代と

比べると、一人でカフェに行ったり趣味に

お金や時間を費やしたり、一人でマイペースに

何かに没頭する機会は減り、いつも家族単位で

考え、行動している。ごく普通の世帯主だ。

 

結婚6年目で円満に結婚生活も子育ても楽しん

でいる私が感じるのは、結婚しても私自身は

あまり代わり映えしないなという実感だ。

 

妻もまた、2人子を産み育て、仕事から

離れて更には長年暮らした福岡を離れたが、

人としてはあまり変わらないなと感じる。

 

詰まる所は両者ともに、芯が強い。

 

なのでざっくり結婚観を文章にすると、

「自分の芯を強く持つ者同士が、自分と違う

相手に惹かれ結ばれたなら、上手くいく」。

 

まだ周りで離婚した夫婦は多く見ないが、

申し訳ないことに予備軍にあたる方は

数名見受けられる。結婚生活が上手く

いっていない理由は様々だが、感じるのは

信じる力と、信じさせる力の変化が原因だ。

騙す力と騙される力と言いかえても良い。

 

私個人は嘘を嫌い、騙す力という言葉には

抵抗があるが、うまくやっているなと見える

夫婦にはこれが働いているように見える。

 

それぞれ置かれた環境や背負ってきた境遇は

異なるので、一概に正解があるわけではない

が、育った環境や現在置かれている境遇に

関係なく、進化が見込める者同士の結婚が

理想的である。反面、衰退、停滞の影が

見込まれる者同士の結婚はリスクが高い。

 

お互いの武器を日常に必要とし合い、その

武器を使って生活を豊かにし、更にお互いを

高め合うことが理想だ。片方は優れた頭脳、

片方は強靭な肉体。のように異なる武器でも良い。

 

人の魅力としてはものすごく強い武器だが、

日常に役立つ頻度の低い武器には要注意だ。

 

歌が上手いとか、鉄道に詳しいとか

そのようなことである。歌が上手いのも

鉄道に詳しいのも人として立派なことであるが

誤解してはならないのは、自分を律して

自分一人、よく言えば他人一人養える

生活の力があってこその歌や鉄道の世界だ。

 

歌は24時間歌えるが洗濯物を干せないとか

頭はキレるがゴミを捨てられずに溜めこむとか。

都市生活の最低限の順応性があってこそ、

さらに言えばIT技術の向上や人間関係の希薄化

など社会の仕組みが変化を遂げようとしても

受け入れられる感受性も、最低限の能力だ。

 

もしその能力なしにやりたいことをやりたいとか

趣味が合う相手が良いとか、余暇を過ごす

相手なら、友達で良い。むしろ友達が良い。

 

進化が見込める者同士、とは言ったが

これは「根が強く、ポジティブな人間である」

ということだ。人間の伸び代は、考え方で決まる。

 

私は専門家ではないので学術的な表現が

出来ないが、ただ、これは結婚においてかなり

決定的に重要な確認項目である。

 

交際相手の根が強いどうか、そして

常に肯定的な考え方ができる人間かどうか。

その波長が自分と合えば他は何とでもなる。

 

さて、その根が強いというのは何か。

それは変わらずに幼少期から守っている

信念があるか、ということだ。これは

親や付き合いの長い人がいるかで決まる。

 

誰かに長く世話になった人間ほど、

その人間を慕う心や学ぶ心があり、また

世話をした側はその成長や変化を知っている。

 

信頼関係が一晩じゃ確立できないように

一定期間、誰かとともに目的を共有することで

強みも弱みも掌握してもらうことができる。

 

あれこれと考えうる人間関係の見方を述べたが

大切にして欲しいのは既存の人付き合いの中に

自分が将来作り上げることのできる未来の

答えが眠っているということだ。

 

6割は元々の知り合いと結婚するといい、

結婚した後3割は離婚するという統計がある。

 

転職も結婚相手を探す活動も上手に市場化され

主体性や夢が削がれているように感じる

この便利で簡素な世の中だ。どうか

物より自分より、人付き合いを大切にするぞ

と気概を持って良い同朋と出会って欲しい。

 

私は数奇な出会いを大切にして結婚もして

これからもうまくやりたいなと思っているので

自分が実践する行動や能力をオープンソース

して、代わりに新しい価値や人との出会いを

引き出してそれを家庭に還元したいと考える。

 

結婚前の人は良い結婚を。

結婚している人も良い結婚生活を。