0012_行動評価と数値評価
勤め先が製造業なので、開発、設計、製造、
保守、知財、営業、管理などあらゆる業種の
優秀な勤め人たちが毎日切磋琢磨している。
私は現時点で部下を持っておらず、
指示されたり評価されたり一方的である。
今回は評価されることについて述べたい。
勤め先では行動指針がいくつかあり
チャレンジしよう、勤勉であろうなど
企業としては一般的なテーマや
感謝しよう、気持ちを伝えようなど
「学校か?」というテーマも持っている。
断っておくが私は勤め人失格気質があり
飼い犬ではない。餌を与えてもらえないか
と感じたら自分で餌を取りに行くタイプだ。
なので「学校か?」という着想はある種の
集団生活や同調圧力への冷めた考えの表れだ。
ともあれ、そんないくつかのテーマ別に
上司とその上司が各人のとった行動に対し
具体例で以って良かった、悪かったを
評価項目として挙げ、また点数をつける。
先に自己評価を記述して提出する仕組みだった
ので、高評価を期待せず、反省したい点や
改善すべき点を中心に、5段階評価で
全体平均が3より少し上になるほどで提出した。
結果は驚いたことに高評価。平均3.84だった。
上司からの言葉も嬉しいもので、
5がついたのは部門で1人だけだと思う。
みんなDAZAIFICのようになれば良いなど
予想だにしない評価を受けた形になった。
自分は集団生活、同調圧力が本当に昔から
苦手で、一人でいる方が楽な性分である。
なので喫煙所や休憩室などで群れてる人
全般と距離を置いており、また一匹狼な
職人とも余計なコミュニケーションはない。
そんな日々の行動評価が良かったのは
振り返ると継続的に何かを進めたことと
要所で要領が良かった点が原因となりそうだ。
自分が実際にとった行動は忘れることも多いが
それが良かった、悪かったと評価して頂くこと
でより課題発見につながる。そう感じた。
これを読む人と一緒に仕事をしていることは
ないので、具体例は一つだけにしておくが
これは何をするにも効果的な行動だと感じる。
「自分のすべきことが終わったらすぐ報告し
さらに、他にできることがないか確認する」
これが評価された中で印象に残った一つである。
何度でも言うが、自分は集団生活・同調圧力
を感じると虫酸が走り一気にやる気をなくす。
やる気をなくすと自分にも周りにもいいこと
は起きない。これは経験してきた学びだ。
そう考えると合理的でかつ費用対効果も
見込める行動とは、やらされる前にやる。
これに尽きる。実際、最初に言った通り
自分には部下がおらず、客観的に見て
やらされる一方の立場である。
仕事を与えて頂かないと会社に行く意味が
ない、勤め人の王道を行く者である。
それでも毎日の仕事はやらされていない。
これは、自分に合った仕事をなるだけ
与えてもらえるよう、またやりたくない仕事
の範囲を広げないようにしていく日々である。
それは君は飼い犬じゃないか。
そう言われてしまうと舌を出してワン
と笑うしかないが、実際、少し違う。
「自分のすべきことが終わったらすぐ報告し
さらに、他にできることがないか確認する」
これの真意は、仕事が早く、正確でかつ
仕事を自分から得る姿勢を見せる基本的なのに全員ができるわけではない行動である。
学校か?と言ったが学校でもそうである。
授業を受けて終わったら帰る生徒しかいないと
先生も学校の施設も発展・繁栄しないだろう。
課外活動でスポーツをしたり、授業で学んだ
内容を掘り下げて知りたく図書館を利用したり
自分は少しずつだがその行動をとってきた。
今日の仕事は目処がつきました。他に今
できることはありますか?このフレーズ。
実際月に一回ほどしか言うことはないが
これからも要所で仕事を取りに行く姿勢で
新しい技術や学びを吸収していきたい。
仕事で大失敗してだめだこりゃと思った経験も
たくさんあるので1000件の記事の中で10個
くらいは具体例とともに公開します。