ガツンとゆるい所感

機械工であり、二児の父であり、世界20カ国で遊んだり仕事した旅人がお送りする、仕事や生活での気づきや学び。毎朝7:30に更新していき、1000件を目標に記述を残します。

0077_カジュアルフライデー制度

職場でカジュアルフライデーという制度が

始まった。金曜日は制服を着なくても良い

という制度だ。メーカーなので、従来事務職も

技術職も関係なく作業着のような制服を

着て仕事をしていたが、それをしなくて良い

ということで始まった。表向きの理由は

服装を自由にすることで新しいアイデア

生まれやすい環境を作るということだ。

 

とくに導入されたことによる混乱もなく、

みんな私服だなと思えるだけでとくに何の

驚きもないのが印象だ。私服が汚れるのが嫌

という理由で、ほとんどの製造での作業者達は

制服のままである。日頃と変わらない。

 

なんだか、自分も含め、この制服を着ることが

仕事の一部だとスポーツ選手のユニフォームの

ような感覚を持っているが、導入背景からの

見方をすると、それでは新しいアイデア

生まれにくいのだろう。思考停止といえば

思考停止だな。と私自身も感じるところだ。

 

今後どのように制度とともに新しいアイデア

文化が生まれてくるのかは楽しみである。

夏場なんかは好きなTシャツを着て働けるのは

楽だなと感じる。ほぼ黒の無地になるだろうが

それも選択が思考停止気味にならないように、

働きやすい装いについては、工夫していこう。

 

加えて呼称変更の制度も2019年に始まった。

社長を含む役職の方への役職呼びを廃止して

基本的に誰も彼も"さん"か"くん"で

呼びあおうという制度だ。

 

私はもとより田中とか山田とかいった、

同じ名字を持つ人には下の名前さん付けで

今までも呼んできた。その方が分かりやすい

と思っているからだ。ところがそうしていない

人が大半で、業務日報を見ていても山田さんと

山田さんと打合せ。など変なことになっている

ケースも見受けられる。ジョークだと思うが。

 

友人や知人の呼び方に関しても原則私は

同じ呼び方をしたくないので、同じ名前や

あだ名が2人以上いる場合は、2人目から

新しい呼び方にすることにしている。

大学生の頃からだから、もう100人以上

あだ名や呼び方を工夫してきたと思う。

 

何にしても古くても良いとは限らない文化は

見直したり変更したりで、文化は新しく作って

いけるものだ。そんな会社で勤められている

ことには今日も感謝、感謝である。

 

ちなみに仕事をしたことがある海外で言えば

韓国はゴリゴリに役職呼びがはびこっている。

石を投げるとキム社長にあたる、とも言われて

おり、やりにくいなぁという気持ちよりも

儒教的感覚の方が勝るようだ。

一度社長になって、社長をやめたとしても

社長と呼ぶことが韓国ではマナーらしい。

役職を大切に扱う文化として日本に似ている。

 

マレーシアでは工場勤務だったのであまり

詳しく聞いたわけではないが、みんなフランク

で、中華系もインド系もマレー系も関係なく

呼び捨てで、名前が長いマレー系の人々は

独自の短縮版の呼び名を持っている。

敬語に当たるような発想もなさそうだ。

みかん食う?と部長くらいまでなら言える

のではないかという印象。

 

中国はあまり記憶にないが、主任といえば

部長よりも上の役職らしく、私が訪中した

際は、偉い人を差し置いて私にばかり

料理や酒が持ってこられた接待を経験した。

 

時代の変化は海外でも起きるだろう。

広く目を向けて見ていきたいものである。