DAZAIFICの、ガツンとゆるい所感

機械工であり、二児の父であり、世界20カ国で遊んだり仕事した旅人がお送りする、仕事や生活での気づきや学び。毎朝7:30に更新していき、1000件を目標に記述を残します。

0042_長男の百日祝と焼き鯛の話

11月23日から25日までの連休期間に、

長男の百日祝、お食い初めの式を

自宅にて行ったことについて記録する。

 

お食い初め(おくいぞめ)とは、

赤ちゃんが生まれて生後100日を祝う行事だ。

一般的なことは調べるといくらでもある。

 

我が家では、三年前の長女のお食い初め

私が海外出張続きでてんてこまいだったため、

ホテルの料理屋でお食い初め一式を予約し

親族集まって会食をしたが、今回は

2回目であることや準備に時間が取れるため

自宅にて行う予定を妻と立てることにした。

その方がゆっくり楽しめるだろうという趣旨だ。

 

準備物としては、

・焼き鯛を近所の魚屋で購入。

・赤飯と甘味を近所の和菓子屋で購入。

・ふぐ鍋は下関から届けていただく。

・日本酒は会津から届けていただく。

・サラダを京風にするため道の駅で調達。

・歯がために使う石を乃木神社で拝借。他

 

私は調達関連の情報収集とスケジュール調整、

当日は娘と各所に出かけ引取りを行った。

 

調理場に立つ妻はフル稼動で仕込みをした。

にんじんを花形に型抜きして角を取ることや

唐揚げの仕込み、蛤の砂抜きなど多数ある。

 

なにせ両家の親を呼んで8人での会食だ。

お茶一つ出すにも段取りが重要である。

今回、事前準備をかなり密に行ったことで

会食開始の1時間前にはゆっくりお茶を

飲んで待ちの姿勢に入れるほど、順調だった。

 

やはり、妻がフルに活躍するためには

自分は動き回って雑用をこなすのが良い。

自分なりに工夫して役立とうとしたのである。

こんな時に思考停止になってしまうと、

統率する妻も動きが鈍くなるものだ。

 

私は和菓子屋へ、娘と息子とゆっくり時間を

かけて散歩がてら赤飯と和菓子を取りに

行くことで、妻は準備に集中できただろうし

娘はよく行く和菓子屋さんのお母さんに

弟が生後100日経ったことを説明でき、

満足そうだった。おまけの栗饅頭も頂いた。

 

会食が始まると、最年長者の妻の父が

箸で赤飯や焼き鯛を長男の口にちょんと

つけては離すことを繰り返してくれた。

 

長男は生後3ヶ月なので、終始ぼーっと

天井や壁を見つめては、寝たり起きたり、

たまに人と目があってニコニコしたりして

いつも通りの赤ちゃんらしさだったが、

鯛や赤飯を口に感じるとパクパクと

食べるようなそぶりを見せ、場を和ませた。

 

ここまでの記述はなんてことない日記だが

私はこれら一連の行事を過ごす中で強く

感じ続けたことがある。それは

「祝うなら全力で祝おう」ということだ。

そんなことは誰にでも分かっているだろうし、

祝い事などそうそうないのでめでたい気持ちを

言葉やお金で表現するのは私だけではない。

 

しかし、エンジニア魂を発揮した上で

きちんと祝おうとするとそれはやはり、

それ相応の準備をして祝うことにつながる。

 

準備して祝いの席を持つと、準備にかけた分

自分の当事者意識も高まるものである。

例えば焼き鯛一つにしても、これが仮に

誰かが探して、連絡して、取りに行き支払って

食卓まで運んでくれたものならば、将来

自分の息子に「あの鯛は」と語らないだろう。

出来るなら自分で釣りたかったほどである。

 

自分にできる発案や行動は限られているが、

だからといって楽で簡単な方に流れては

これは段取りというゲームの敗者である。

 

何かいいのないかなぁ〜とかなり前もって

休まずに考え続けたら、かならずや何か良い

思いつきや助言、発想に行き当たるものだ。

1日の中で日課のように「焼き鯛どうしよ」と

考えるクセを持たせる。それが重要だ。

もちろん並行して仕事やレジャーも考える。

 

私は、サランラップやプリンタのインクなど

工場で大量生産されているものはほとんど

インターネットを使って調達に関する事務

(どこが安い見て購入手続きをする)を行うが、

焼き鯛、和菓子屋、衣類、などの、

作り手によって出来栄えが変わるものは基本

誰から買うかを慎重に考えることにしている。

物選びは、者選びでもある。

 

この人なら喜んでその対価を払って、

その購入を有意義な経験にできるはず。

どこで誰に会ってもそう考えることが多く、

そうやって暮らすことでたくさんの専門店や

専門家との出会いを楽しむことができた。

 

祝いの焼き鯛一つでもその選択は個性だ。

個性無き選択に、思い出は詰まらないだろう。

 

祝い事となるととくにその選択と時間の使い方

には個性が現れる。しかし、どう現れるかは

やはり平素どう選択しているかに依存する。

 

時間の使い方は工夫しつつも、可能な限り

モノ選び、ヒト選びに尽力しこれから

期待されるイベントを楽しくこだわりたい。