ガツンとゆるい所感

機械工であり、二児の父であり、世界20カ国で遊んだり仕事した旅人がお送りする、仕事や生活での気づきや学び。毎朝7:30に更新していき、1000件を目標に記述を残します。

0274_若くてやる気のある男

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自分が何歳であれ、若くありたいし、

やる気のあるままでいたい。男の中の男に

憧れる。忘れがちだが男はみんな感じてる。

 

そして、若くてやる気のある男と

一緒に仕事をすることも、誰もが望むだろう。

 

今回は自分で自分を褒める内容になる。

なぜなら気がついたことがあるからだ。

自分は、若くてやる気のある者に恵まれている。

 

機械メーカーに25歳で転職してから、

最初の数年はやる気だけが先走りして

特に何の役にも立たないがとにかく色々な仕事を

任せてもらえるようになりたいと胸を張っていた。

 

いまだに自分は未熟者で情けないなと

気を落とす時は毎日のように、いや、1日に

2回か3回はある。まだまだ本気で未熟だ。

 

ところが今、ふと気がついくことは、

自分が34歳になって、10歳とか干支の一回り

とか若い人間から、技術者として好かれる

傾向があるということだ。それは日本人だろうが

外国人だろうが関係ない。

 

誰かがネジをへし折ったら直してあげるし

誰かが分からなくて悩んでいたら声をかけて

即効で解決するか一緒にとことん悩む。

 

それは自分が好きだった先輩の真似であり、

自分は本物のポンコツだったから何とかして

後半のやる気を保たせてやりたいと願うからだ。

 

いま、タイで一人ものすごく優秀な仲間がいる。

彼は別に同じ会社じゃないし、付き合いのある

代理店の運転手の若者だから、そのうちに

いなくなるかもしれない。

 

でも、私は本当に若くてやる気のある男が

好きだから、一緒に仕事がしたいのだ。

彼は何でも進んでやってくれるし、

冗談ばかり言って勝手に昼寝もするが、

私が作業をしている時は私の動作を見て

どんな行動が必要とされるか考えている。

 

だから、ふいに"ここ重いから支えて"と

自然に声が出る。すると彼は笑って支えてくれる。

 

おい、若いのこっちこい、これ支えとけ、

そうじゃない、もういい、あっちいけ

みたいなことを言ったことがないのだ。

単に運がいいからに他ならない。

 

現場仕事には本質的に特になんの約束もない。

ただ、人が働いているのをじっと見て、

①何をやっているのか、②自分もやってみたい

この二つをぶれずに考え続けたら、

できるようになるのだ。そんなもんだと思う。

 

私がやっているのは町工場の産業機械づくりだ。

宇宙船を作ったり戦艦を作ったりするような

話ではない。たかたが数千万円の、数十トン

数十メートルの金を生むメイドインジャパンだ。

 

それでも大小や金額、関わる人数に限らず

若くてやる気のある男の奪い合いがものづくりの

世界では知らず知らずのうちに繰り返される。

 

私も若いうちから何もできない割に気を利かせて

一生懸命にやっているうちに、思いがけない

部門の人から一緒に仕事したいねと言われたり

お客さんから君に頼みたいと言われたこともある。

 

やる気をなくして衰えるのも選択。

若くやる気満々で、空回りしても自分が

気持ちのいいまま走り続けるならそれも選択。

 

散々自慢げに色々文章にしたが、

まぁ、勝手にしやがれだよ。

 

下手くそなりに勝手にやり続けるから、

良ければうまく感化されて欲しい。