ガツンとゆるい所感

機械工であり、二児の父であり、世界20カ国で遊んだり仕事した旅人がお送りする、仕事や生活での気づきや学び。毎朝7:30に更新していき、1000件を目標に記述を残します。

0024_堀江貴文著「ゼロ」所感②

読みやすく書いてあるなぁ、と

読書は好きだが読むのが遅い私が

一番に言いたかった「ゼロ」の所感。

 

何かに「ハマる」ことの大切さや、

努力する、という言葉を安易に使用せずに、

具体的成果へのアプローチを地道に重ねた

経験談や目標設定を情報公開してきた点など

自分も目標にしたい考え方だと再認識した。

 

私は、良いか悪いかは別にして、

テレビも見ないし、Yahoo!ニュースも見ない。

なので極端に時事問題に疎いところがあるが

日経ビジネスオンデマンドで気になる番組を、視聴したり、VOICYという、経済の海の中で

自由に航海している方々の放送を聴いたり

「経済的自由」を目標に情報と接している。

 

なんで堀江貴文さんの本を読んでるんだろう?

と考えた結論はそんなところにある。

読んで、良かったか?良かったに決まってる。

 

新しい情報が散りばめられた内容だったか?

それは意外にも少ないが、代わりに嬉しくて

読みながら拳を握りしめるほどの疑似体験、

読書の醍醐味を多くさせて頂くことができた。

 

ビジネス書がこんなにたくさんあって、

なぜ何冊も買ったり何度も読んだりするのか

と考えた時、二つの理由が考えられる。

 

一つは、どのビジネス書、どの成功者にも

共通する思想や熱い想いを自分の中で再確認、

または至っていない要素に気づかせてもらう

などの、文章を読む中で自分の姿勢を良く保つ

ことができる点である。おそらく誰もが

何冊も横断的に読む中で、このフレーズ、

この単語、この発想、この悩み、この揶揄、

他の著者もされていたものだ。という気づきを

得る。そしてその気づきは、喜びに近い。

 

例えば、主観での表現になるが、

汎用性の高い数字の羅列やイラストなど

全く同じものが他の著者で見られた際は、

「これ知ってるよ」と冷めた感覚を得る

のに対し、同じ言葉を使っての「表現」

になった場合、そしてその言葉が無機質な

事実でなく、本質的な見抜きや、訴えかける

想いであったりした場合は、何人が

同じ表現をしてもそれぞれに感じ取れる。

 

自分もそう思う、という意味での共感は

自分の芯を強くする上で重要な要素になる。

 

二つには、疑似体験。である。

本を通じて疑似体験を得られるということも

また多くの著作物で伝えられ、また多くの

戦う人に実践されてきた行動である。

 

本が心の底から面白いのは、例え自分の

手中にある本の著者が見知らぬ素人でも、

今回の堀江貴文さんのような同じ道を歩む

にはかなり限定される数奇な人生を送られる

存在でも、疑似体験をさせてもらえる入口、

ゲートは誰にでも開かれているということだ。

 

私には私をよく知るたくさんの知人や

友人がいるが、私の疑似体験をたやすく

出来るのは、私の妻や取り巻きだけでなく

私がこうして文字で残した情報を辿った

読者の方になるだろう、だから私は思う。

 

これからも読書を続けたいし、

苦労や喜びを通じた想いを発信し続け、

経済的自由を手に入れて、会いたい人に

会ってもらえる人間に大きく育とう、と。

 

最後に、家事にしても転職活動にしても

アルバイトにしても何にしても働く明日がある

みんなに伝わってほしい言葉が著者にあった。

 

「働くことは自由へのパスポートなのだ」と。

自分で旅がしたいなら自分から働けば良いし

旅も人生もやらされてるのが楽なんです。

という時は、働かされて良い時なんだろう。

 

諸行無常という言葉の引用も印象に残った。

みんなが堀江さんのように強く逞しいわけ

ではない。少し強いとか少し弱いとか、

将来めちゃ強そうだが今は弱小とか、色々だ。

人も変容するし、同じく環境も移ろっていく。

 

諸行無常を都合よく変換して、行き当たり

ばったりにならないよう、毎日の動きに

柔軟に、大局観を持って対応していこう。

 

学び多き時間を下さった著者や出版社の方に

感謝して次の読書にあたりたい。