ガツンとゆるい所感

機械工であり、二児の父であり、世界20カ国で遊んだり仕事した旅人がお送りする、仕事や生活での気づきや学び。毎朝7:30に更新していき、1000件を目標に記述を残します。

0243_病院が好きになった話

マレーシア駐在歴が8ヶ月になった。

 

この8ヶ月で日本にいれば経験できなかった

だろう機械の組立・調整・納品の責任者の

仕事を何度も経験でき、自分はとても成長した。

 

また多文化のマレーシアで多様な職業観を

もつ愉快な仲間たちと切磋琢磨することで

会社だけでなく仲間にも何かしらの好影響を

あたえることができたと感じている。

 

戦いはまだまだ続く。体を壊してはならない。

しかし今回扱うテーマは、「腰痛」だ。

腰痛を持ってしまった。靴下を履くのも辛い。

 

その腰痛の悩みをブログで露呈しても仕方がない

ので今回はマレーシアの病院に行ったことを記録。

 

私は、病院が嫌いだ。

 

理由は元気がない人の醸す空気を感じ取って

元気が余計になくなることが嫌だからだ。

これは子どもの頃からのことで一貫している。

 

ドラゴンボール孫悟空が注射が嫌いという

シーンを見て、スーパーヒーローでも病院を

嫌っていいのだなと6歳かそこらで自信を持って

病院を嫌ったことを今でも覚えている。

 

日本の病院は、私の少ない経験談だが、

老人が多く、列に並ぶ必要があり、医療費は

決して安くない。健康ならうまい飯が食える金額を

言われるがままに支払わなければない。

 

その点、マレーシアの病院は違う。

まず駐在なので、会社が加入してくれた保険の

負担範囲(カバレッジ)内であれば無料で医療を

受けることができる。そして、何より病院では

わかりやすい英語が使われて、勉強になる。

 

元気のない年寄りばかりではなく、

幅広い年齢層の普通の人が来ている。

本当に申し訳ないが、私が仕方なくかかっていた

地元の総合病院は本当に暗い場所だった。

ここはなぜか病院なのに活気がある。

今回世話になったのはSubang Medical Centre

という総合病院である。LED照明は明るく

スタッフも多く、システマチックで無駄に

長く待つ必要はない印象を受けた。

 

また、腰痛でかかった中華系の先生もまた

その腰痛の根源が骨なのか、血管なのか、

骨と骨の間の椎間板なのかを模型を使って

分かりやすく説明して下さり、その症状だと

体重の15%以上の荷物は持たないようにと

いう具体的な指示もして下さった。

 

医療に従事する人でない限り、医療の現場とは

かなり遠い世界のように聞こえて仕方がない。

しかし、ちょっと体調が悪いという人が

体のトラブルシューティングをするという

ありふれた場所が、病院だ。

 

英語を学ぶ上でこれほど必要な単語や表現を

続け様に聴ける場所は少ないと感じる。

お医者さんは心配ないよと言ってくれるし

秘書の方は予定を合わせるのに奔走して下さり

カウンターの方も無駄や失敗がないように

細心の注意を払ってこちらに質問をしてくれる。

 

体を壊さないのが成功の第一要件ではあるが

頑張って少し体を壊すこともあるだろう。

そんな時に病院での時間を有り難く感じられるか

どうかはその人の素養にかかっている。

 

陥れようとする人はきっと少ないはずだ。

ならば可能な限り彼らを信頼し、悩みを解決し

更には従来よりも健康意識を上げていくことで

加齢や過労からも教示を受けることができる。

 

まずはゆっくり休む時間作りこそが

忙しいエンジニアにとって重要事項だろう。