DAZAIFICの、ガツンとゆるい所感

機械工であり、二児の父であり、世界20カ国で遊んだり仕事した旅人がお送りする、仕事や生活での気づきや学び。毎朝7:30に更新していき、1000件を目標に記述を残します。

0307_選ばれるためにやってます

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COVID-19の影響で、住んでいるマレーシアが

外出規制を始めてから約40日が過ぎた。

 

2020年4月23日時点で200位上の国や地域での

感染者数が伝えられており、状況は今も深刻だ。

 

イタリアや韓国など、初期に国内の混乱が

目立った国で、終息を感じられるような報道を

見るようになってきた。マレーシアでも同様、

終息までは時間がかかることに皆が同意しつつも、

段階的な規制緩和を期待できるようになってきた。

新規感染者数の増加はピークで200名以上いたが

この数日間では60人ほどで推移している。

 

さて、私が今回記録をしたいのは、

この自粛ムードの中で身近な人がとっている

ある経済的な行動に学んだことである。

 

Mr.Dというマレーシア人にまつわる話だ。

彼は商売人で、楽器を製造販売する経営者だ。

 

この景況感に突入する直前に、彼の店を

訪ねたところであった。良き友人でもある。

私は一方的に彼の仕事を尊敬している。

 

楽器の販売はこれからどうなるのか。

商売のことなど全く分からない私ですら、

存続の危機であることは分かる。おそらく

売れないだろう、私は彼をとても心配をした。

 

ところが彼は私に頻繁に連絡をくれた。

マスクが欲しくないか、野菜が欲しくないか、

と言ったように、楽器とは全くかけ離れた

消耗品や食品を急にSNSやDMで扱い始めたのだ。

 

生活が苦しいだろうから、と最初は情けで

乾燥麺と野菜を注文した。ところが、だ。

 

彼はどんどん販路を拡大しており、情けで

頼んだ野菜は安く、新鮮でおいしかった。

 

驚くことにみかんを食べないかと連絡があった

ので、金額を尋ねると、着払いでタダだった。

そして信じられないほどそのみかんは美味かった。

 

彼の実業を心配した私の力の無さと

創造力の無さが露呈した格好である。

 

おそらく私には「機械屋としての勤め人」

という標識を自分につけており、それ以外の

存在ではないと自分を擁護して生きている。

 

しかし、家族を守ったり困っている人を

助けるにあたっては自分は何者でもないはずだ。

 

彼はおそらく、誰かに選ばれることの喜びを

知っている商売人なのだと思う。その証拠に

彼は楽器の販売活動に使用されていたFacebook

ページの中で、オンラインコンクールを主催した。

いいねや共有の数からグランプリを選び、

バウチャーを贈呈するなどの副賞つきだった。

 

参加可能な競争があるなら、喜んで選ばれたい。

そう感じることがMr.Dのような仕事の速さや

精度を生み出すのだと私は感じた。

 

私もいくつかの、選ばれるための工夫を

この外出規制の中、公私ともに行っている。

 

家から出なくても人からよく学べて、

外向きの行動も家からできる今の環境は

とてもありがたい。生かさずにはいられない。

 

できれば表現したくないのだが、

"コロナの騒ぎが起きたらまた元どおりの生活に

戻って、元どおり頑張っていこう"、と

そんな気でいる人が淘汰されたとしても

残念ながら、かける言葉はない。