0270_10分で変えられること
この10分で何ができるだろう。
と、朝の作業前にふと考える。毎朝だ。
出勤して、水を飲み、業務日報を読み
仕事の段取りをし、10分ほど余るのだ。
そしたら更なる準備や作業をしても良いが、
気持ちや疲れ具合はいつも安定していない。
むしろ疲れていない日の方が少ない。
マレーシアで働くと、朝に弱い人はより
弱くなるだろう。それは一般的な企業や学校が
8:00始業と日本と比べて早いことや、
7:00ごろに日が昇るので朝が暗いことが理由だ。
では10分で何をするか。1分ほどじっくり
目を閉じて、気分を安定させるのだ。
何もせず、何も考えず。感謝するでも
不満を持つでもなく、ただ心の静を保つのだ。
機械は毎回電源を立ち上げると原点回帰し
原点に戻らないとその後の動きができない。
私もそれに倣って、忙しい時であるほど
いったん、ぼーっとするのだ。
予定調和や膨大な作業を考えるよりも
何も考えない方がむしろ難しい。
そして、どうしても消えない考えがあると
したらまずはそれに従って朝は行動する。
無になるなどできない朝も、あるからだ。
それが例えば体調不良に関する考えが拭えない
のであれば、その日は体を休めることにまず
注力して段取りするし、解決できず悩ましい課題が
あるなら朝一に誰かに相談する。
心に静を保つというとうさんくさいが
脳波を低く安定させるといえば科学っぽい。
捉え方は感性に応じて色々で良いとおもう。
ただ無目的に情報をむさぼることができる
この社会で、暇な時間はスマホをいじる
ということは私にとっては好ましくない。
スマホをいじろう、と思っていじるのだ。