ガツンとゆるい所感

機械工であり、二児の父であり、世界20カ国で遊んだり仕事した旅人がお送りする、仕事や生活での気づきや学び。毎朝7:30に更新していき、1000件を目標に記述を残します。

0297_娘と全力で遊んで学んだこと②

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活動制限令期間中に子どもと遊んだ記録。

 

5歳の長女が「まちづくりをやりたい」と

朝に言い出した。初めて耳にした遊びで、

おそらく思いつきだろう。娘には遊びを直接

教えることは少ないが、Amazon prime

視聴できるドラえもんを何度も繰り返し見ており

遊ぶことのインスピレーションはのび太君や

しずかちゃんから授かっているようだ。

ちなみに「宇宙」という言葉を私も妻も

教えたことはなかったが、ドラえもんを見て

3歳の頃に急に宇宙と言ったのは未だに記憶に

新しい。絵本やアニメが与える影響は絶大だ。

 

さて、このよく分からないまちづくりの遊び。

 

1歳の長男が妻と気持ちよく昼寝をしている間に、

邪魔者が居なくなったとばかりに(1歳の長男が

うろついている時間にハサミを使うのを禁止

しているため、過去に何度も注意したが片付けを

せず、長男がハサミで喉を挟もうとしたため

大激怒とともにお蔵入りになった)ハサミで

紙を切って遊べるまちづくりが楽しみだった

のだろう。内容は、A4コピー用紙を6枚

貼り合わせて大きな紙にし、そこに道を描き、

建物を描き、紙で作った車を走らせる。

というようなものだった。ここで最初の学びを

感じたのは、私から始動して作業を始めたため

まちのなかに近所のスーパー、自分たちが住んで

いるコンドミニアム、ガソリンスタンド、自動販売機…

とあまりに内容が地味で味気なくなった。

 

学びの内容は、"子どもは従順で、親の導きによよって

クリエイティブにも事務的にもなる"ということだ。

 

バナナを買い忘れたから一回家に帰ろう…

というようなロールプレイングを娘が行って

いるのを見てハッとした。つまらない、と。

 

機転を聞かせて、ピラミッドやスフィンクス

モチーフにしたショッピングモールの

サンウェイ、モスク、ツインタワー、と。

マレーシアらしいものを加えて行ったことで

なかなかに彩りのある街づくりになった。

 

そしてもう一つ大きな学びがあったのは、

夕食を囲む食卓で、今日1日で何が一番楽しかったか

という質問に対して、「ネコバスしたこと」

と娘が答えたことである。

 

2時間休みもせずに頑張った、しかも壁に

綺麗に飾ったあのまちづくりの遊びじゃないのか?

と驚いた。子どもの頭の代謝はよく、

多分、言われるまで忘れていたのだろう。

 

ちなみにネコバスというのは、私が仰向けで

座っているお腹のところに娘が乗り、私が

手と脚で蜘蛛のように動体を浮かせて移動する

これの何が面白いのか分からない5分ほどの

遊びだ。工夫も創作も何もない私の遊び対応の

歴史から見ると星は一つだろう。

 

そんな他愛のない遊びもまた、忙しい仕事を

理由に出来ていなかったということを

今回のこの流行病のおかげで知ることができた。

 

子どもたちとの遊びはその時その時が最新で

今日面白くて笑い転げたことが1ヶ月後に同じ

テンションでできるとは限らない。

特に1歳の長男の会話ができないが何か

話そうとする様はもう今を逃すと見ることが

できない。仕事や家庭のことは変わらず

義務や夢に追われるが、子育ては、おそらく

振り返ると一瞬一瞬が儚い夢のような出来事だ。

 

自宅待機の今は子どもの発育に自分のエンジニア

精神の全てを注ぎ込もうと考えている。