DAZAIFICの、ガツンとゆるい所感

機械工であり、二児の父であり、世界20カ国で遊んだり仕事した旅人がお送りする、仕事や生活での気づきや学び。毎朝7:30に更新していき、1000件を目標に記述を残します。

0268_子どもが夢を叶えた瞬間

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5歳の長女は絵を描くことやままごとや

絵本を読むこと、歌を歌うことが好きな

平凡な子どもだが、私との対話の中で

将来にはかなりの可能性を感じさせてくれる。

 

それは器量がいいとか、国際経験があるとか

そのような客観的な指標から見られるのでない。

 

子どもらしいが現代の子どもたちにとって

あまり共通しないような遊びをするからだ。

それは好きな絵本を自分で借りてきて、

自分の中で物語を編纂している遊びだ。

 

おままごとと読書の遊び(習慣)を自発的に

生活の中に取り入れた娘は偉大だと感じる。

私は幼少期におままごとも読書もあまり

好きでなかったし、協調性が培われなかった

ことを今でも苦い思い出として記憶している。

 

さて、そんな娘に将来の夢を聞いてみると

ケーキ屋さんとかお花屋さんとかいった

おままごとや絵本からインスパイアされたような

職業をあげるのだが、もう一つ、

私が応援してあげたいと思う夢があった。

それは「虹を見てみたい」だ。

 

もう5歳になるのに虹を見たことがないのかと

思わず笑ったが、本人はどうやったら見られるのか

本当に虹に恋い焦がれている様子だった。

 

その夢は先日の家族旅行で叶ったのだ。

ブルネイからクアラルンプールへ戻る航空便の

ちょうどブルネイの滑走路から離陸して3分も

しないまだ航空機が上昇中の空に、

雲の切れ間に長い虹があるのに私は気がついた。

 

早朝便だったこともありすでに娘はうとうとと

眠りそうになっていたが、窓際席でぼーっと

空を見ていた。私は興奮して虹があると空を

指差して娘にも見られるように伝えた。

 

航空機から同じ目の高さで虹があった。

写真を撮りたい!と私の携帯を使うべく

ロック画面のパスワードを入力して備えたが

航空機は空路に入るべく旋回し、

たちまちに虹が見えない角度になった。

 

携帯電話のカメラ機能の準備が整い、

娘は興奮気味に窓の外にカメラを向けたが

そこにはもう虹はなかった。

 

あれ??ないよ。と困惑した状態で

自分が窓から目を離したことで見えなくなった

ということを瞬時に理解し、こみ上げる悔しさで

鼻の穴が大きくなっていた。

 

虹は角度や天候によって見えたり見えなかったり

長かったり短かったりするよと伝えたが

そんなことよりも見失ったことに落胆していた。

 

ほどなく諦めがついたのか、座席でぐっすりと

眠りに落ちた娘を見て、夢は叶えた瞬間と

その直後の対応が最も大切だと私は考えた。

 

ともあれ航空機から見る虹は地上から見るよりも

迫力があり、「雲の上を走りたい」という

感性を持っている5歳の娘にはとても刺激的だった。

 

クアラルンプールに到着した頃には虹を見た

ことはもう忘れかけていたが、また見られるように

飛行機で旅行をしようという私の提案には

はにかみながら分かったよと同意してくれた。

 

虹の見方に特に技術を持つわけではないし

今回は偶然見ることができただけだったが

次回は航空機の翼から近すぎず空が広く見える

席でかつ、旋回する方向を確認したうえで

翼が下向きに降りる側の窓際席を取って

あげようと感じた。

 

チャンスが来たときの対応は子どもの個性だが

チャンスをもたらすのは親の仕事だ。

今の感性でしかできない挑戦をどんどん

してもらって伸び伸びと育って欲しい。