DAZAIFICの、ガツンとゆるい所感

機械工であり、二児の父であり、世界20カ国で遊んだり仕事した旅人がお送りする、仕事や生活での気づきや学び。毎朝7:30に更新していき、1000件を目標に記述を残します。

0204_空飛ぶ海と燃える海

今週のお題「海」

ということで日本は7月15日は海の日。

自国が祝日なのを、マレーシアで働いていると

気がつかないまま過ごしてしまいそうである。

 

幸い家族やラジオからそのことを聴き、

本日が祝日であることは理解できた。

 

マレーシアにもたくさんの祝日があるが

マレーシア人に海の日としての祝日を説明しても

想像し難いのではないか。文化の違いがある。

 

日本は自然を敬う神道がベースになっているので

海の日と聞いても特に違和感はないのだろう。

海一つでもやはり文化の解析度はさまざまだ。

 

さて、私が今週のお題「海」という

パスを出され、何を記録しようか空想した。

 

これをもしや読んで下さる全くの他人様にも

私が体験した海にまつわる旅の思い出を

写真でなくあえて文字ベースで疑似体験頂くことで

知的な海の日の思い出になれば、と考えた。

 

あくまで私の個人的な思い出よりも、

たまたま私が見た(私でなくとも見られる)海

というちょっとした旅の1シーンの記録である。

あなた様が見たつもりで読んでいただきたい。

 

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私は航空券の取得時は、窓際席を取り

出来る限り海が綺麗に見れる時間帯を選ぶ。

その中で私が今まで航空便の窓から見た

三つの海について紹介しよう。

 

いずれも見た時間は数分だったが

旅が好きな私の脳裏には深く刻まれている。

 

1、青い海は微生物

バヌアツ共和国への着陸間際に見えた海は

ただ青いというよりも、点在する島々の

緑色を縁取るように、様々な種のトルコ石

海に散らしたような鮮やかな水色が

ベースとなるコバルトブルーの海のキャンバスに

映え、また航空便の軌道も海の沖から島の端の

空港へ着くのではなく、偶然だったかも

しれないが、一旦本島のリゾート地などの

上空を旋回飛行してからの着陸だったため、

とにかく緑と青の調和が晴れた空の下

とても美しく映えていた。

 

私が旅の思い出の写真を見せた、京都大学

通っていた知人は、これは珍しい微生物だね

という感想を私に与えてくれた。海の沖の青さは

微生物が構成しているらしい。

以来私も海に微生物を感じることができている。

 

2、海が燃えている

東南アジア有数の資源国、ブルネイへの

着陸時は、沖で産出されている天然ガス

プラントが海中にあるらしく、

海面に突如煙突がでて、そこから炎が

絶えず上がっている様子を確認した。

 

上空から見ると炎は決して大きくないが

ガス産出のメカニズムを理解できないと

海面から上がる炎は不思議で仕方ないだろう。

 

おそらく、地中から精製するガスの一部は

爆発防止のため一定数外に排出しており、

ガスを充満させるよりも燃やした方が

環境に負荷はないために燃やしているのだ。

隣の席のブルネイ人もその通りと頷いた。

 

3、海の中を飛ぶ

これはマドリッドからバンコクへ飛ぶ飛行機に

乗った2005年、19歳の夏の思い出だ。

ミュンヘンからバックパックを担いで7カ国

2週間、1人で流浪の旅をした帰りの便だった。

 

イタリア上空を飛んでいる時、晴れ渡る空と

青い海の境が、わからなくなっているのを

窓から見ていて気づいたのだ。

どこまでが海でどこまでが空か、分からない。

 

どこまでも空のようで、どこまでも海のようだった。

 

その時の私の頭の中は、自分の目の高さよりも

海が高い位置にあるとしたら、今海の中を

飛行機で飛んでいるようだ、という

あくまで海好き目線の着想が支配していた。

 

先述のバヌアツやブルネイも独特な旅だったが

やはり旅の思い出の1ページにはいつも海がある。

 

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このブログのテーマは、技術者として働くことと

家庭を切り盛りしていく男の生き様であって

昔の旅を懐かしむことはあまりしないのだが、

縁あって現在も仕事で各地を航空便で飛ぶ生活を

送っていることに、人生の繋がりを感じる。

 

いまだに、もし落ちたら海に帰るだけだ。

と離陸の際は固唾を飲み、着陸には歓喜する。

 

海はその道中に垣間見る、あの世のような存在だ。

 

陸から見る海だけが海ではない。

水面下で見る海も、航空便の窓から見る海も

美しく広がる世界があるのだ。

 

一度きりの人生なのでいろいろな味わい方を

経験した方が、来世の繁栄にも繋がるだろう。

 

この海の日が、良い日であることを願う。