0120_勇気を出してガツンと寝よう
寝なくても大丈夫という人はいない。
しかし、寝ることについて自分の指針を
持っている人は、案外少ないものだ。
夜早く寝て朝早く起きることは
何にも代え難い良い習慣であることは
今更言葉にすることでもないが、
寝るのが早い、遅い。起きるのが早い、遅い。
夜中に目が覚める、覚めない。
昼寝を含む1日の累計睡眠時間の推移、など。
数字で捉えてみることで自分の睡眠について
今回は考えてみようと思う。まず私にとって、
朝は7時半ごろにのんびり起きるのが通例だ。
会社で特別に朝早く行ってやりたいことが
ない限りは、起きる時間は平日も週末も7時半だ。
なぜか。七時半に起きるのが、ギリギリだからだ。
私の会社は8:37にラジオ体操が始まる。
会社へは8:30に着けば良いが、夏でも冬でも
工場の現場に入ると一杯のお茶を飲む。
1分くらいかけて、ゆっくりと飲むのだ。
そして前日に支度した当日の仕事のリストや
確認事項などに目を通して士気を高める。
これを出来る限りゆったりこなしたく、
また片道6kmの自転車通勤はあまり必死で
ペダルを漕ぎ過ぎると熱くなるので、
時速15〜18kmほどのペースで走る。
約20分の走行であれば体はつま先まで温まり、
極寒の中仕事が始まっても指に力が入るのだ。
コーヒーを飲んで同僚と世間話をしたり、
タバコを吸ったりはしない。してもよいのだが
それをするよりも娘や妻との朝食の時間を
ゆっくり楽しむほうが幸福度が高いのだ。
その毎朝の楽しみは8:00まで続けるのが
限界となっている。なので7:30には起きるのだ。
ここまでは、殆どルーティン化された
朝の楽しみやこだわりがあるので満足だ。
問題は寝る時間だ。8:37のラジオ体操から
仕事が終わる17:30または18:45、19:45までは
その日によって疲労度がかなり異なる。
ミリネジ10や8を200個や300個手で締めながら
全長15メートル高さ2メートルなどの大型機械の
フレーム組立を8:45から19:45までやる日と、
仕上がった機械の調整のために通電や動作確認
などで8:45から19:45までやる日では
頭と体の疲れ具合は全く異なるのだ。
そうなると、晩酌したいとか夕飯を軽めに
押さえたいとかいう要望も変動し、寝ようと
思うタイミングもその時次第だ。
無論、帰って風呂に入って食事を済ませ、
疲れて丸太のように寝る日もある。
まぁ、それはそれで決まった時間に寝られない
言い訳を言い出しても意味がないので、
23:00には寝よう!と決めたのである。
今日やらなくてはならないことはたくさんある。
子育てや仕事や趣味や、家探し車探しなど
ダラダラと色んなことに手をつけてはダメだ。
私の先輩で尊敬する元ギタリストの機械エンジニアの
Nさんは、技術的に抜群のセンスと経験がある一方
いい意味でサボるのが物凄く上手い方だ。
今は立派な責任者になられたので、
堂々とサボったりはされないがその先輩とは
よく仕事中に自転車の改造をしたり、作業の合間に
猫の可愛い動画を見てのんびりしたものだ。
そのNさんの言った言葉で一番好きなのは
「よし帰ろう、今日できることは明日もできる」だ。
明日やろうは馬鹿野郎、じゃないんですか?!
と思わずつっこんでしまった思い出がある。
良く寝て頭をいつもスッキリさせておくことは
できる仕事人に共通することだ、とVOICYの
DJ.Nobbyさんが放送の中で仰っていた。
他にも、胸に残る好きな言葉がある。
頑張れ、疲れたらすぐに寝ろ、寝たらまた頑張れ。
これは私がアルバイトで4年働いた洋食屋の
一番腕のいいコックからの励ましの言葉だった。
よく休む、よく寝る。これをベースにして
よく考え、よく悩んで、よく働くのだ。