DAZAIFICの、ガツンとゆるい所感

機械工であり、二児の父であり、世界20カ国で遊んだり仕事した旅人がお送りする、仕事や生活での気づきや学び。毎朝7:30に更新していき、1000件を目標に記述を残します。

0179_ドラマ集団左遷の所感

サッカー日本代表エルサルバドルの後

テレビをつけっぱなしにしていると

表題の集団左遷という銀行員の人生を

テーマにしたドラマが放送されていた。

 

10連休の終盤で、来たる月曜も休日。

長い連休が明けてもまたマレーシアへ戻る

私にとっては、日曜夜の日本人サラリーマン

向けドラマにはあまり縁がないが。

寝かしつける息子を腕に抱いたまま、

数十分間、テレビに見入ってしまった。

 

こんな大人向けのドラマは働く大人が

楽しむに然りだが、人生を謳歌する大人には

あまり教訓を伴わない時間だなと感じた。

 

マスコミやテレビに対抗しブログを書くのは

本末転倒なのであるが、いや、しかし。

 

不正を暴く誠実な大人を正義として描く

というのがこの現代社会のトレンドであるならば

私が思っているよりも荒んだ世の中なのかも

しれないと感じた。不正は本当にあるのか?

あっても…自分の生活に害をなすものか?

 

仮にあるとしたら。すぐに加担するのを辞め

架空の虚無なドラマなど観なくていいように。

自由で勝気な生き方を推し進めて行かなくては

巻き込まれる人生、たまったものではない。

 

だがドラマそのものが持つ演出やキャストの

方々の演じっぷり、魅せ方、カメラワーク他

もうとっくに腕の中で眠りについた息子を

だらしなく揺さぶりながら見続けてしまうほど

その作品の持つ世界観は私を魅了した。

 

そして、実際次に帰国するまでに見られない

という事情はさておき、ドラマから偉大なる

きっかけを頂けたということに感謝し、

買ったけど読み進められていない本を

読もうと奮起することができたのである。

 

読んでいる名著の紹介。

コーポレートファイナンス戦略と実践」

2019年4月ダイヤモンド社より出版。

 

これである。機械エンジニアの私にとって

財務も経理も経営も。畑違いではあるが

リアルなお金の流れを知らないままに勤め人の

成熟期を迎えるよりは、ものづくりの実務や

さまざまな現場経験を持つ国際人でかつ

財務・経営にも参画できる、スーパー勤め人

として駐在期間終了後に円熟を迎えたいという

砂上の楼閣とも空中楼閣ともいえる志の高さで

ファイナンスをしっかり勉強しておこうと

意気揚々と購入した一冊である。

 

5月の12連勤のタイ出張も6月の10連休も

重いのにわざわざ携帯して、カバーばかり

傷んでくるが中身が頭に染み込んでこず

挙句各所で仮眠の枕として使うという

冒涜ともいえる行為を犯してきた罪は深い。

 

しかし、難しいテーマだが自分で学びたくて

買ってなかなか進まないことに関しては

程よい心の負荷となっている。おそらく

ファイナンスを学びたいという潜在意識や

何冊か読んだけど頭の中でファイナンス

理解して駆使して夢を叶えるイメージが浮かばない

という戦闘中のサラリーマンは少なくないだろう。

 

この手の本は、私は聖書のうちの一つとして

なぞらえることにしている。分厚い文章の中で

一節が人生を救う機会があるかもしれないが、

その機会は自身が反芻し実践し身につける

"徳"のレベルまで昇華することで初めて

深い学びや教訓となって帰ってくる。

 

何を言いたいのか、我ながら難しいが

要するに難しいなと思える書物は何度も

読めば何度も読む自分が自分に学びを与えて

くれるため、その本の是非についてなど考える

必要はない!と信じる勇気が自分を救うのだ。

 

あのドラマは作品として聖なるレベルだと

認められるが、人生を変える聖典になれない。

映像だからである。何なら人は人を救えない。

人を救えるのは書物だけ。これは

私が29歳で夢を叶えて30歳で玉砕した

その30代初頭にはっきりと決めた人生のテーマだ。

 

裏切りや不条理や不正や諍いなどに

巻き込まれることそのものが弱さなのである。

残念ながらこれは真理だ。変えようがない。

変わるとしたら自分だけなのである。

 

娯楽を楽しむ分には忠告することはないが

ドラマを見て安心または奮起し月曜日からの

しがない勤め人生活をリスタートするようでは

日本の社会は陳腐化するばかりである。

 

どんな瑣末な仕事、加齢、不遇にもめげずに

日の丸を背負って働こうという気概が必要だ。

その気概があれば、ドラマも広告も、不要だ。

 

頑張れ、(自分を含む)日本の中年たち。