ガツンとゆるい所感

機械工であり、二児の父であり、世界20カ国で遊んだり仕事した旅人がお送りする、仕事や生活での気づきや学び。毎朝7:30に更新していき、1000件を目標に記述を残します。

0107_途中脱退はOB(OG)か

私の職場は、ものづくりをしている工場だ。

私の勤め先は、産業機械を開発製造販売する。

 

経理経理のプロ、開発は理系出身者が揃う。

営業や間接部門は一括りに、文系といえる。

 

工場で仕事をする機械工と、メンテナンスを

行うフィールドエンジニアの二種の職種は

バックグラウンドが様々だ。とくに製造現場は

200名規模の会社の中60名を超える大所帯で

板金屋、加工屋、組立屋、電気屋など

技術者がごろごろといる。全員、男だ。

 

私はその中で、"外国語学部を出て不動産営業

と通信会社のデータ集計チームを経て入社し

海外営業や国内メンテナンスを経験した、

あれこれやって結局製造現場にいる男"だ。

 

本当に色々いるので枚挙にいとまがないが

自衛隊出とか魚屋や大工をやっていたとか

国立大学を勉強が嫌になって中退した溶接工

とか、本当に色々いるし、うじゃうじゃいる。

パチンコの台の釘師やプロのギタリストもいる。

 

今回のテーマは、途中脱退はOBか

ということである。私の身の回りには屈強な

男しかいないのでOGという言葉は使わない。

 

感じるのは、流れに流れてきたが今の現職を

愛することができる男は、過去の出来事を

言葉巧みに語ることをしないのだということ。

 

逆に、仮にエアコンづくりの仕事をして転職し

今の(エアコンではない)ものづくりの仕事を

している仲間が、やたらとエアコンの知識を

表に出そうとする場合などは、要注意だ。

 

これはきわめて日本的な感覚で、かつ

男社会、旧態依然としたものづくりの現場で

限定的に起きていることとして捉えてほしいが

 

卒業しないと、OBではなく。中退者だ。

過去を語るなら、縁がなかったことや

自分に力がなかったこと、気が変わったこと

などを前提として語るべきで、自分が在籍

したことがあるから自分は誇れるOBだという

感覚は、現役の方にとって失礼である。

 

もちろん、何が卒業で、何が中退か。

そこは主観をしっかり入れて見極める。

 

私は色んな経験があるが、一つのことだけを

突き詰めて一生続けていきたい気概はない。

 

いつも新しいことや得意なことに目移りし

次から次へと種蒔きをしたり間引きしたり

とにかくあれこれやってしまうのだ。

 

過去にやったことがあることには今後も誇りを

持ち続けたいが、それを武器にし続けるには

頻繁な更新と深掘りが必要だ。動きが止まった

時計や、正確でない針の動きは役に立たない。

 

なので、思い出の記録という記事の書き方を

どうも嫌うのだ。それなら手記で良い。

 

ブログだからといって、時間が経つことで

陳腐なゴミになるような文章の集合体を

インターネットという大海に捨てて人の時間を

奪うことは絶対にしたくないのである。

 

あくまで今感動すること、これからどうする

という視座をいつも持っていたいものである。

その時本当に良いものが残せたら、後になって

価値が下がることはないと信じている。

 

このブログは今取り組んでいる活動や、

今悩んでいること、未来にどうなっていたい

という内容に終始するだろう。

 

ブログを1000件書いたことがあるという世界で

私は10%ほど達成した所だ。ここで辞めると

この世界のOBにはなれない。少なくとも

1000件休まず楽しく残した上で、その偉業を

自分の自信に変えて、OBとして語れるように

なりたいと思っている。

 

途中で辞めることは恥だ。時間がかかっても

苦労を要しても、諦めずに続けきる姿を

記事として残すことでこれを未来に読む

息子や娘の励みになればと思う。

 

私の夢は家族帯同で世界中を駐在し、世界中で

活躍する機械エンジニアとして生きることだ。