ガツンとゆるい所感

機械工であり、二児の父であり、世界20カ国で遊んだり仕事した旅人がお送りする、仕事や生活での気づきや学び。毎朝7:30に更新していき、1000件を目標に記述を残します。

0063_アメトーークが好きである

前回分で私はテレビを見ないという

前提で記録を残したが、実は違っている。

私は数あるテレビ番組の中で唯一

無駄時間ではないと私が感じている番組が

あり、それはアメトーークである。

 

アメトーークの良さを知ってもらいたい

ということでは毛頭ない。既に有名な番組で

説明や解説をする気はない。娯楽番組だ。

 

昔から吉本興業のお笑い芸人が好きで

吉本興業の人気芸人さんたちが、○○芸人

として横のつながりを見せるのが楽しい。

吉本興業以外の芸人さんも出るが、

いわゆる一発屋のような芸風の方よりは

コメント力や周囲の空気を見る、感じる力の

高い方が多く出演される印象だ。

 

ただ、毎週欠かさず見ているわけではない。

年末年始や盆休みなどで妻と子が先に帰省し

家で一人で生活する際の楽しみに、録画を

ためている。一人になって、見たい放送から

躊躇なく見たいだけ見るという見方をする。

 

私にはアメトーークは読書時間に匹敵する。

気分に合わせてどれを見ようかなという

選び方をするし、好きな芸人さんの知らない

好みやその好みの内容を知ることができる。

 

私にとって読書の喜びは、文章を目にする

最中で自分の中からアイデアや思い出、

言語化された教訓が湧き出てくることである。

読んでいる現在から、未来に向かって

あれをしよう!こうやってみよう!と

考え方や行動を具体化する作業が読書である。

 

全部読み終わってから所感を述べる

というよりは読んでいる時間そのものに

気づきやその時々の反省や展望が内から

放出されていく。これが好きでたまらない。

 

アメトーークも、ごくたまに同じ経験をする。

些細なこだわりの中に、人間としての真理を

見つけることができると私は考える。

 

○○芸人としてみんなビジネスの一環として

あれが好きだとか、自分はこのスタンスだ

とかいう情報発信をされているが、

やり方や、日頃の行動は各人似ていない。

 

みんなで○○が好きとお茶を濁すのではなく

私は○○の中でも△△が好きだ、とか

○○のきっかけは芸人になる前の経験だとか

言語を扱うプロフェッショナルたちが、

素に近い状態で言いたいことを言う。

 

この中にたまに思いやりが感じられたり、

向学心がむき出しになっていたりして

私もそんな姿勢で物事に熱中したい!

という意欲に変換される。

 

もちろん、そう感じ続けるのではなくて

言葉遊びのような多くのコミュニケーション

の中にごくたまにある布石を探すような

そんな時間である。ともあれ、何かに熱中

し続けた芸人さんたちの含蓄を見られるの

だから、幸運極まりない。

 

私の場合は、吉本興業のお笑い芸人が好きだ。

という条件から、その対象者の方が話す

趣味やこだわりに深く関心を持っている。

 

これが作家さんならエッセイを読むとか

これが俳優さんなら舞台で生の姿を見るとか

あるいはアイドルなので握手会に行くなど

色々対象や手法はあるが、勧めたいのは

表舞台でプロとして活躍される姿と違う

素の姿やプライベートでの楽しみなど

楽しくて自分から何かやっている姿を

見させてもらうことである。

 

その人をより好きになることができるし

自分の行動や考え方に落とし込むのも、

趣味の世界や日常でされることであれば

わりと簡単に真似できたりするものだ。

 

イチローさんのファンだとして、

メジャーの打席に立つ姿が好きで憧れても

メジャーの打席に立つことは簡単ではない。

 

代わりにバッティングセンターに通うとか

朝にカレーを食べるとか、習慣を真似ることや

取り入れることは案外簡単だ。

 

そしてそれが本人と同じ期間続けられたら、

続けたことで親近感を持ったり、また

続ける中で工夫や新たな嗜好に繋がったり

好きであるということを「展開」できる。

 

好きならば展開させる気概を持ちたいものだ。

アメトーークに出演される芸人さんたちは

少なからず芸人のお仕事も趣味も展開し続けて

自信や含蓄を次の展開に繋げていらっしゃる。

 

何より、自分は○○芸人だ、と頭の中の

持っている考えや経験を整理した上で、

たくさん言えることはすごいことである。

 

自分も3つか4つくらいは、あのひな壇に

座らせてもらえるような、経験と思考と

人を楽しませるアウトプットをすることで

マルチに活躍できる人間になりたいと感じる。