0088_風邪をひかないための工夫
中国、台湾に旅行や出張で行った際に
いつも感心することがある。それは現地人が
冷たい飲み物をむやみに飲まないということ。
沖縄と気候が近い台湾の夏でも、ローカルな
食堂では冷たい飲み物を売ってなかったり、
有名なジュースなのに冷たくないこともある。
韓国へも出張で20回、プライベートでも5回
訪れたことがあるが、現地でのメディアや
韓国人の嗜好を見ていると、体を冷まさない
ようにしようという観点が多く見られる。
日本でも同じように平熱を高く保つことの
意義を唱える料理家の方や、運動を通じて
基礎代謝を上げる手助けをするトレーナーの
方など、日頃の健康を支える活動家は多い。
風邪が流行る頃に決まって体調を崩す人が
身の回りにいないだろうか。私は勤め先に
対して誇りを持っており、みんな逞しく
闘える同志だと思っている反面、風邪を
ひいてしまったらそれは仕方ないとするような
発言や行動を取るものがあるのも確かだ。
私は"自責"という言葉で自分の行動を戒める
ようにいつも念頭に置いている。例えば
仕事のミスが分かって、指示が間違えていた
場合などは顕著である。"自責"がうまく作用
すれば、指示を鵜呑みにした自分の甘さを
見出すことができる。逆に"他責'の念が頭に
こびりついている人は、指示の間違いを最後
まで責め続けることになるだろう。
それは、私は正しい指示がなければ正確に
仕事をこなせない無力な人物だ!と口外
しているのに値するだろう。
正しい指示を出すとか、正しい指針を示す
なんていうことは子育てをしていると、その
難しさがよくわかる。親の判断でさせてみた
ことの正誤を問えるのは、大体が将来だ。
子どもに自立心を持ってもらえるように
放ったらかしにならないスレスレのところで
自由に判断させてみると、学習意欲が高まり
失敗に学ぶ経験も次々に蓄えてかしこくなる。
体調管理も同じで、自由の中に体を壊さない
含蓄を築き上げていけば風邪は引かないのだ。
今回のテーマ、風邪をひかないための工夫。
一つは冷たい飲み物や食べ物で自ら腸を冷やす
ことはしないことだ。100人中90人は理解して
くれることだろうが、90人の中でも自制心が
揺らぎ、体を冷やす食を摂る人はいるだろう。
もう一つは、手洗い、うがい、清潔に保つ。
こんなことをブログで書くことが恥ずかしいが
手洗いうがいを徹底していると公言するには
何時間ごとに、とか、どんなトリガーがあって
手洗いうがいをしているかが説明できるレベル
でなければならない。帰宅時に覚えている限り
する、という人は隙あらば風邪をひく。
ちなみに私は仕事中に手が汚れたりトイレに
行ったりして、手を洗うことがあればその都度
簡単に口をゆすぐようにしている。なので
手洗いうがいどうしていますかと聞かれると
1日に10回、2時間に1回ペースで手洗いうがい
をしていますと公言できる。ただしこれは
風邪が流行るだろう11月から春が来るまでの
習慣だ。夏場は水分補給に注力する。
風邪予防、どんな風にやっていますか?
と数字を交えて説明できるなら、もしそれを
こなしていて風邪をひいた際、ほかのやり方や
頻度の調整など対策が具体的に考えられる。
何も考えてないけど風邪はずっと引かない
という人は、自分のどんな行動が風邪を防いで
いるのか考える、棚卸しをする価値がある。
そこにはきっと、自分では当たり前だが
他人には到底できないような凡事徹底があり
それは人を説き伏せたり導いたりする際に
有用なコンテンツとして役立つはずだ。
私はこの冬は幸い今の対策が手伝って
風邪をひくことがなく、今のところ寒い京都、寒い工場での仕事、寒い自転車通勤という
トリプルパンチにもめげずに平均体温は37度
近くで寝つきも寝起きも快適だ。
誰かに邪魔されると崩れてしまう健康状態
にあると捉えて、邪魔をしてこない全ての
人に感謝して、健康でい続けようと思う。