0028_アウトプットとは何か
今年の夏頃から音声メディアVOICYで
朝の気持ち良い通勤と、少し疲れた帰り道で
音声での情報を摂るようにしている。
私はもう5年以上、片道6kmの自転車通勤で、
半分以上は川沿いのサイクリングロードを
片道約20分の道のりに、VOICYという
コンテンツは時間的にちょうど良い。
それに、毎日配信するパーソナリティの方も
たくさんいて、毎日飽きずに続けられる。
VOICYを知る前はSpotifyで音楽を聴いたり
聴いたりするのが楽しみだった。
ここ最近で大きく考え方が変わったのは、
情報を発信することで自分の中の志や
嗜好性を明確にしていき、あわよくば
考えの合う方や新たな学びを得る機会を、
発信をきっかけに掴んでいきたいということ。
今までは聴くことで語彙力や最新情報を
養おうとする、向学心をはっきりと持った
状態での、受け身の情報収集であった。
やるならブログ記事1000件くらいはとりあえず
やってみてからでないとダメですよ。
なる話を聞き、自分もやってみよう!と感じ、
発信、つまり日々のアウトプットを意識しての
生活が続いている。何を文字化してブログに
落としこもうか、考えながらの生活である。
仕事でも同じ経験がある。業務日報という、
その日にあったことを報告する手段があり
1日の終わりを締めくくる大切な仕事である。
1案件のために図面を書き続けた1日でも、
朝から晩まで4件か5件の商談や修理をこなした
出張先での1日も、具体的に分かりやすく、
読む相手にとって無駄がない文章が書けると
あの人はできる、スマートだ。と見なされる。
逆に実務上なんの問題もなく進めていても、
愚痴っぽい表現や、困難が多い…という表現が
多く見られる日報配信者は、知らぬうちに
この人はネガティブだなというバイアスで
新規事業や責任の多い仕事から外れていく。
誰しもが自分の行いをアウトプットしよう
とした際、振り返って情報を整理する。
整理した中で言語化される情報が、
前向きなのか後向きなのか、数値化された
ものなのか、情緒的なものなのかには
個性が出る。これはいうまでもない。
しかし、ここが一番の肝である。
アウトプットする場所がカラオケルームの
誰も聞いていないところなら、好きなだけ
愚痴や悩みをぶちまけても人には届かない。
ところがSNSであったり業務報告であったり
人の目に触れることを前提としたアウトプット
で後向きだったり、ネガティブだったりすると
受ける方も好んでそれを受信しなくなる。
波があるのは仕方がない。ものすごく
調子の悪い時に悩みを相談する意味で
自分の把握できる範囲でのネットワークに対し
アウトプットするのはある意味解決のための
実践的な行動である。そのバランスが重要だ。
実際、毎日毎日アウトプットを行うことを
習慣にし、その中に芯となるようなテーマを
持たせるとしたら、前向きで未来のある内容が
良い。人間には限られているが、未来があり
現況がどんなコンディションであれ、
明るい未来へ向かいたいと望んでいる。
その望みに何かしら沿うかたちでの
アウトプットは人を魅了する。それが
万人受けするものでなくても良い。
価値には千差万別だが、価値を持たせることと
それを誰かに届けようと研鑽し続けることが
アウトプットという行為の要点である。
私はアウトプットを通じて自分の中にある
旅行への情熱や、働くことの意義を
これからもアウトプットし続け、目標の
1000件に到達する頃には自分の文章としての
アウトプットを自分のスタイルとし、
誰か人のために役立つライフワークにしたい。
アクセス数が100を超えたので、少なからず
時間をとって、ブログの記事を読んで頂いた方
にはお礼を申し上げたい。