ガツンとゆるい所感

機械工であり、二児の父であり、世界20カ国で遊んだり仕事した旅人がお送りする、仕事や生活での気づきや学び。毎朝7:30に更新していき、1000件を目標に記述を残します。

0198_VOICYに助けられて約一年

このブログはVOICYにインスパイアされて

自分も何かチャンネルを持って配信できる

という着想から始まっている。

 

具体的には、澤円さんの深夜の福音ラジオと

サウザーさんのサウザーラジオが中心だ。

現在はルシュカさん、ローラさん、

加藤ひろゆきさん、石松拓人さんなど

6つほどのチャンネルを拝聴している。

 

せっかく聴かせて頂くからには、発信者の

方にお会いした時に心からお礼が言えるよう、

「放送のおかげでXXの着想につながって

YYの行動ができ、その成果がZZです。

お礼にそのZZで00させていただきます」と、

具体的に受けた恩を返していけるように

常に次の行動にどう活かすかを考えている。

 

私は33歳のメーカー勤務、妻子持ちで

現在はマレーシアに単身赴任中の身分だ。

 

日頃接するのは90%以上が外国人で、

非日本的な生活にどっぷり浸かっている。

車の運転もするし同僚に英語で仕事の難しい

局面を打破するよう話し合ったりもする。

そんな中、心のどこかで持ちたくなるのが

「日本人たるやかくあるべき」という内省だ。

 

それは「郷に入れば郷に従う」ということと

相反することもあるのが日常の些細な

ストレスになる。日本人に分かってもらいやすい

例として、トイレがいいだろう。

 

日本のトイレは綺麗だ。日本人なら解説する

必要もない。それは物質的にも精神的にもだ。

 

しかしマレーシアの工事に勤務していると、

日本的な観点でトイレを見ると心からがっかり

してしまうだろう。マレーシアのトイレは

床や便器がびちょびちょに濡れており、

また紙を使わない人も多く紙は無くなれば

そのままか、紙が濡れているかどちらかだ。

 

詳しくは割愛するがそこには文化的な背景があり

「トイレは綺麗に使うんだよ」と説得すること

よりも文化として受け入れることの方が

自分の中でストレスがなくて良い。

 

しかし怖いのが郷に入れば郷に従う姿勢が

常態化してしまい、もはや許せざるレベルに

達したとしても受け入れてしまうような

状況に自分を追いやってしまうこともある。

 

トイレはちょっと辞めておいて、逆に例えると

日本の仕事に尊敬と憧れを持ったムスリム

日本に仕事で渡り、一生懸命に郷に従う姿勢を

身につけた結果、付き合い残業や飲み会など

マレーシアではまったく存在しない環境を

体が受け入れ続けてしまうようなことだ。

 

ともあれ、日常の些細な出会いを受け入れて

背景から文化や美点を理解することはとても

楽しいことでもある。そこで重要なのが、

自分の芯を強く持ち続けることである。

 

自分は何があってもこうあるのだという

明文化されていなくてもよいので、ともかく

どんなコンディションに置かれても

ずれない基準を持つことが重要になる。

 

私はその芯を保つために読書やラジオを

メインに使っている。他人から示唆を得たり、

自分との違いを認識し続けることは、

他を知ることと自らを知ることの両輪になる。

 

さて、そのラジオや読書をどうするか。

それは私にとって、娯楽がメインのFMラジオを

聴きながらファッション誌を読むことではない。

 

辛辣な表現もあるがブレない自由さを

気軽に拝聴できるサウザーラジオを聴きつつ

静かなところで、山本七平を読むことだ。

発信者に感謝しつつも、結局発信者自身は

私だけのためにそのコンテンツを作ったのでは

ないと知っているので、結局自分でどうその

学びをユニークに活かすのか、それは

自分の芯を持たなければ考えられない。

 

自分の芯を持てているかの確認は簡単だ。

何でも良いのでニュースを適当に見て、

1分ほどで自分の意見を述べるのだ。

その意見が自分の周りの20人と異なる自身の

ある個性的なものであれば、芯は持てている。

1分意見した結果、"分からない"や、他人に問う

かたちで締めくくるのは芯がない様だ。

 

元々から私自身は良くも悪くも芯が強く

悪く言えば独りよがりでよく言えば強い。

 

しかしその芯が過去から変化しないよりは、

あらゆる刺激を経て、太く魅力的な芯にして

周りをエンパワーしていきたいので

VOICYや読書での学びは欠かせないのだ。

 

こと音声や動画で手軽に教示を得る文化は

これからもっと発展するだろう。聴きっぱなしで

何の恩も返せない身分は虚しいのものだ。

 

語学も仕事も。実践を続けるしか上達はない。

VOICYを基軸に自分の活動を加速させ、

パーソナリティの方にとって一ファンとして

またフォロワーとしてだけでなく、得たもので

自分を高めている同士として見てもらえるよう

強い芯を持つエンジニアであり続けたい。