DAZAIFICの、ガツンとゆるい所感

機械工であり、二児の父であり、世界20カ国で遊んだり仕事した旅人がお送りする、仕事や生活での気づきや学び。毎朝7:30に更新していき、1000件を目標に記述を残します。

0199_セルフィぶった斬り事件

マレーシアに来て3ヶ月が経過し、

ようやく待ちに待った仕事の任務完了の日を

迎えることができた。国内初となる

大型機プロジェクトの稼働である。

 

そのプロジェクトに携わっていた間、

ブログの更新がすっかり途絶えてしまった。

 

今回は学びとかエンジニア、旅人としての

メッセージはさておき、仕事中に遭遇した

ネパール人との思い出を記録しておきたい。

 

タイトルは、「セルフィぶった斬り事件」だ。

 

私が仕事で行った客先には、私が据え付けする

大きな産業機械のオペレーションを担う、

30人にも40人にも及ぶ労働者がいる。

 

参考までにマレーシアの山奥の工場で働く

労働者の多くはネパール人である。他の工場でも

多くのネパール人に会ってきたので驚きはない。

 

彼らの大半は笑顔で、目を合わせると

アゴをくっと上にあげ、また時には手のひらを

こちらにさっと上げて「よお」と意思表示する。

友好的で人懐っこい人が大半だ。

 

年齢は20代後半から40代後半まで、男性のみ。

女性も数名働いていたが外国人労働者でなく、

地域のスタッフだろう、ヒジャブをまとっていた。

 

そのネパール人たちの一定数は英語を満足に

理解しない割に、果敢に話しかけてくる。

おれは◯◯だ、お前は誰だ?と言っていそうな

独特の巻き舌を含む言語をぶつけてくる。

 

面白いのは、韓国や台湾ならすぐに

日本人ですか?と声がかかるのに対し、

マレーシアの山奥となるとさすがに

日本人が技術者としてくることは稀なのだろう。

 

マレー語風に、「サヤ、ジェプン」と言うと

マジでお前は日本人なのか?!と一気に

高揚するのがネパール人の特徴的な反応だ。

 

さて、そんな挨拶や二、三言葉を交わした後は

通常私から機械の調子を尋ねたり、何度も

目配せをした相手には名前を伺ったりする。

 

その中でクイーンのフレディマーキュリーの

ように立派なヒゲを蓄えた小柄なネパール人から

刺すような視線を数回感じていたのである。

 

申し訳ないが、あまりに強い目線を感じる相手は

避ける。理由は単純。会話は仕事の邪魔なのだ。

 

波長が合う相手とは自然に、必要に応じて

目が合うと思っているからだ。こちらが会話

したくとも目線を返さなかったり、また相手から

一方的に目線を感じることはあまり好まない。

 

なのでこの小柄なフレディ(仮名)とは

必要がなければ目を合わせないようにしよう

と体が自然に動いていたのである。ちなみに

パーティ会場などならそんなことは気にしない。

 

オペレーターがいて機械の稼働を見ている時間は

私は基本的に機械と対峙したく、目の中に

写ったことや過去のどうでも良いことを話して

来られることで仕事の気が散るのを嫌うのだ。

 

フレディは私にヘイ!と言った。理由は

分からない。目が合わなかったからかもしれない。

 

そして、二、三言葉を交わすと、

セールフィマイフレンドと言い、

自分のスマートフォンで自撮りを実施した。

 

私は客先の工場の管理者に遊んでいると思われる

のが嫌だったので、遠慮していたのだが、

その管理者は従業員に自撮りをせがまれる

私の様子を笑顔で見られておられたため

一枚だけだぞと言い、フレディとの自撮りに

応じた。彼は満面の笑みでシャッターを押した。

 

そして撮れた写真を一瞥するやいなや、

OKOK!と言い私の肩を叩いた。しかし

私は見ていた。私の顔が切れていたのだ。

 

自撮りして自分だけちゃんと写すんやったら

お前それ家で一人でせえやと言いたかったが

相手はネパール人労働者、周りはマレーや

中華系など多国籍。日本語が分かる相手ではない。

つっこみたい気持ちを、ぐっと堪えた。

 

他にもこんな例は枚挙にいとまがない。

寝れば忘れるような瑣末な出来事だが、

これが蓄積するからアジアで孤軍奮闘する

日本人はたくましくなれるのだと思う。

 

しかし本当に私はネパール人に気に入られる。

ネパール人が誰でも彼でも気に入る性格なのか

ネパール人にとって日本人が魅力的なのか。

 

一度ネパールでありのままの姿で旅をしたい。

できるならガッツリ山の上に出張で行きたい。

 

ブログは1000件を目標にしており、

マレーシア駐在は数年は続くだろうから

この話はおそらく続きがあるだろう。

健康に留意して長く戦い続けよう。