DAZAIFICの、ガツンとゆるい所感

機械工であり、二児の父であり、世界20カ国で遊んだり仕事した旅人がお送りする、仕事や生活での気づきや学び。毎朝7:30に更新していき、1000件を目標に記述を残します。

0057_散髪して感じたこと

私は毎回決まったところで髪を切らず

自分の都合に合わせて早く済ませたい、と

内容にこだわりを持たずに散髪をしている。

 

そして、優先順位としてかなり低く

余暇の過ごし方としては、娘と和菓子屋に行く

とか読書するとか自転車のメンテナンスをする

とかありとあらゆる暇な時にすることの

最も低いランクに位置するのが髪を切る

ということになってしまっている。

結果、多くの時間をボサボサの髪で過ごす。

 

今回、それは好転できることだと感じ

重い腰を上げて自宅の大掃除真っ只中に

妻にわざわざ車で送ってもらって、

Hot pepper beautyで予約を入れた

値ごろ感のあるところで切ってもらった。

 

そこで切って頂いた方は偶然この道20年の

大ベテランで店長をされている40代前半の方。

何ともその方との出会いは学びが多かった。

 

まず、びっくりするほどハサミの捌きが

巧妙で早くて正確だった。もしサッカーを

されるなら、ドリブルが早く精度の高いパスを

持ち味にするタイプのプレイヤーだろう。

 

なにせ希望した状態に10分ほどでいたり、

こんなもんでいいですか?と鏡を見せられた。

 

手の動き早かったけど、早すぎる…!

が、鏡を見ても手で触っても仕上がっていた。

 

私の考え方は、時間に対してよりも成果

そのものを見るたちなので、あっけなく

期待通りの長さと重さにされ、拍子抜け

とも言える状態だった。帰宅してしばらく

時間が経ってシャワーを浴びて乾かしたが

やはり問題を感じることはなく、

帰宅すると妻からは「いい感じになったね」

と珍しい一言もらえた。妻は私とはかなり

息が合う感性を持っているが、なぜだか

私が髪を切ったことには普段気づかない。

まぁそれは良いとして、客観的に見ても

良い仕事をして頂けたということである。

 

ハサミ捌きが凄かったことと、もう一つ

印象的だったのが、少しだけした会話の中で

20年やっててもう一通り全部の髪型やったので

どんな髪型にしたいってのはないですね。

という衝撃の無気力さだ。無気力さでなく

悟りを開いたということだろうか。

 

何にしてもその方の曰く、5年あれば

坊主から長髪のドレッドまで全部経験できる

ということらしく、5年かけて色々な髪型や

色合いを試しに試して最後ドレッドから

坊主にしてからは、もう一度あの髪型にしたい

というスタイルはないらしい。

ショートカットで七三分けが決まった

状態でお会いしたので想像がつかない様だ。

 

髪が元気なうちに自由な時間と縛りのない

身分を確立して、あの方とともに5年間かけて

自分も全ての髪型に挑戦できたらなと感じた。

 

その野望はさておき、私のテーマは髪型ではく

旅である。まだまだ旅してみたい場所が

たくさんあり、ただ自由になって行けば良い

というわけではない。その旅が一周する頃には

もう旅はいいと感じるのか、もう一度あの

場所へ帰りたいと願うのか。

 

5年かけてすべて経験したという自負が

あの方の仕事の精度と、なんとなく感じる

美容にこだわりすぎてこだわりが消えた、

強い人間のオーラを生み出したのだろう。

 

この出会いを忘れないよう、またどこかの

ランダムに予約する次の店での人間観察を

楽しみにしたいと感じた。