0261_年に2回正月が来る国
マレーシアのいいところを端的に記録する。
それは、多民族でかつ、それぞれの民族が持つ
休暇を国民全体で享受できることである。
排他的とされるイスラム教徒が人口の七割も
いるにもかかわらず、マレーシアという国には
クリスマス休日もディパバリ(インド系正月)もあり
二大イベントはムスリムにとってのハリラヤ
(断食明けの祝いと休暇)と、中華系民族が祝う
チャイニーズニューイヤー(旧正月)だ。
旧正月は月の動きによって変動するため、
毎年その日時は異なることが特徴だ。
中華系民族はその休暇の間に6日から最大
2週間ほどの休暇を取るのが通例である。
ここで、駐在の私にとってありがたいのは
マレーでも中華でもヒンドゥーでもない日本人の
駐在員の私ももれなくその休暇の雰囲気を楽しめ
また、実際にその休暇期間は仕事を休めることだ。
これが今回のタイトルの、年に2回の正月だ。
私は日本人なので、元日とその前後に休暇を取る。
これに対して非日本人のスタッフはとくに
不平を言うでもなく、日本人だからそうだよね
という理解とともに、私は気持ちよく休める。
そして1月下旬から2月上旬に来る旧正月は
みんなが休むからという理由でまた休むのだ。
一年に正月が2度もあるなんて、日本に暮らして
いたら1度も経験できないことだろう。
今年は家族で海外旅行に行く事を考えている。
忙しい中で、旧正月前に終わらせて…という
タフな仕事も実際にはあるが、メリハリをつけて
仕事は仕事。休暇は休暇。で実りのある生活に
していけるようにしたい。