0102_自分を客観視し納得させる
ぼんやりと思いにふけると考えること。
理想より年収が足りないとか、
良いパートナーが見つからないとか、
運動不足で体がだらしないなど。
現代社会で、広告の食い物にされるような
生活は本当に納得がいかない。私の意見だ。
納得いかないので、いつも抗っている。
私の現況をお伝えさせていただくと、
奇跡的に良いパートナーが見つかり、
円満な家庭を今のところ築いている。
2人の子どもを寝かしつけた後に観る
This is USというホームドラマを楽しみながら
商店街で気まぐれに買ってきた珈琲屋の豆を
挽いて、コーヒーを淹れて2人で飲む。
これが直近の楽しみである。
年収が足りないのは痛切だ。
妻は専業主婦で、子どもは4歳と0歳。
働き方改革の煽りをいち早く受けているのか、
残業時間がめっきり減った町工場勤務の私の
一馬力ではボーナス無しには家計は赤字だ。
収入に関しては我がことながら課題が多い。
しかし、労働集約時代の終焉を目の当たりに
することで、これからの創造を予感できる。
運動不足で体がだらしないことはない。
町工場勤務の現場仕事(産業機械の組立)は、
一日8時間座ることがなく、また往復12kmの
通勤は健康維持とアウトドア志向が作用し
自転車通勤をしているので、一日中運動だ。
体を動かせる日々には満足している。
さて、前置きが長くなったが、今回のテーマは
自分を客観視し納得させるという考えだ。
納得という言葉の意味は、他人の考え・行動に
理解を示す、認めること。であるが、
自分の行動や言動が他人に納得しうるものか
どうか。これを考えて行動することは重要だ。
自分では正しいと信じていることほど、
伝わり方が違ったり古いやり方だったりして
周りを納得させる力が低いことがある。
また、日頃から他人の行動や言動に対して
安易に納得する人ほど、自分の考えが粗野で
自ら苦心して進むより誰かに従う方が楽だと
潜在意識が働くことで納得につながっている。
いわゆるいい人だろうが、創造主ではない。
これは操る側には都合の良い存在だが、
いざ自力で瞬発的に何かなければならない
ことになって初めて無力さを知り、
すぐに思考停止になったり新しい関係や
発見に億劫になったりしてしまうのだ。
これらが納得しがちな人物像といえよう。
他方で周りの習慣や意見に納得できない
タイプの性格もまた、苦労を伴うだろう。
真っ当な正論を伝えられても反射的に
いや、そんなことはない。と反発してしまう
度がすぎると、憎悪主義者へと発展する。
大切なのは、是非や序列の観点を無しに
まずは相手を受け入れて、そこから納得できる
かどうかを時系や背景ごとに分解して咀嚼する
という頭の中の前向きな活動だ。
たとえば、トランプのピラミッドを作る指示を
誰かに与えたとして、残り1枚のところで全て
崩れてしまい、結果は駄目だった。
という報告を受けたとしよう。
まず結果的にできなかったことを受け入れる。
次に途中経過はどうだったのか、風が吹いたり
外部要因でダメになった可能性はないか。
最後に自分の甘さが出たりしたのかなど、
経過と要因を時間軸やエネルギーの観点で
詳しく見ていけば、なぜ駄目だったかと、
次にどうすればうまくいくかのアプローチが
しやすくなる。この冷静さが納得感になる。
物事を定量化して、できるかぎり数値で
会話をするのがビジネスの必勝行動であり
原理原則でもある。よくやった。ありがとう。
という率直な気持ちを周囲に持つことを忘れず
目の前に起きていることに常に納得できるよう
科学的にものごとを見続けていきたい。