0122_好きだから思い出にできない
誰しも昔から続けていることがある。
私にとってもそれはたくさんあるが、
仕事でいうと
・機械を作ること
・時短できるよう工夫すること
・迷った、悩んだ仕事は資料にすること
・改善提案で作業や製品の品質を良くすること
・世界一の企業になる時自分が主要人物で
ありたいと空想すること などがある。
余暇や趣味でいうと
・旅をすること
・絵を描くこと
・自転車に乗ること などがある。
これが組み合わさって、好きなことを続けて
いられるので、生きている充実感があるのだ。
好きだから進行中でいたい。
好きだから、思い出にはしたくないのだ。
人についても同じである。
好きな人とは未来に渡って交友を深めたい。
逆はどうか。私にとってはバレーボールだ。
中学高校の部活動で、大学のサークルで、
社会人になってからは地域のチームなどで
今までたくさんの仲間とともにやってきたが
子育てを始め、仕事の繁忙も手伝って
ここ数年はバレーボールからは縁遠い。
都合よく参加できるチームは当たり前だが
都合よく、でしか試合に呼ばれることがなく、
やはりスポーツは持続性が楽しさの肝だと
何度かチームを転々とした結果学んだのだ。
つまり、現時点でバレーボールと、一緒に
プレーした仲間たちは、思い出で良いのだ。
好きじゃなくなったかと尋ねられると表向きは
まだ好きだと答えるだろう。
しかし時間の使い道を私は選んでいるのだ。
バレーボールよりももっと好きな、他の何かに。
それが仕事だったり子育てだったりするし
優先順位は高くないが隙あらば絵を描いたり
遠くまで自転車ででかけたりするのだ。
今の自分にとって好きだから思い出にしたくない
最も顕著なテーマが、海外で働くことだ。
海外で働いた経験を持つので、思い出話としては
美しく語ることができる。しかし、
次に来る何かがないことには寂しくなるのだ。
機会をじっと待っていても仕方がないが
焦っても得はないこともよく知っている。
あれは思い出ではなくてまだ続いている、と
日々心がけて行動していくことやこうして
外に向けて発信していくことで繋がっていく。
好きだから思い出にしたくない。
好きだけどもう十分。思い出でいい。
忙しい時こそ頭の中の整理としてこれを区別して
本当の先だけを追いかけていきたいものだ。