0257_ベトナム出張の記録
今週はベトナムに出張で来ている。
職業柄田舎にしかこないため、
とくにこれといって余暇があるわけではないが
頭から傘をかぶった作業者を見たり、
車の窓から見えるベトナム語を見ていたりすると
やはり異国情緒はどこにでもあると感じる。
好きなVOICYのパーソナリティである
宮路秀作さんは自身の2019年の放送で
ベトナムの宗教の分布についてこう伝えた。
大道仏教が8%で、キリスト教が6%いる。
それ以外は無宗教だ、と。しかし私が来ている
町はあちこちに教会があり、建物にマリア様の
ような、洋風な像をあしらっている家屋を
多く見かける。刺青をしている人も多い。
これらの人口分布はやはり性格とは限らないと
実際に来てみて思う。それは情報が間違っている
のでは決してない。変容しているのだろう。
変容しているものを管理、統括している速度も
国や地域によってはまちまちだろうから
どんな人種が何%いるという情報は
あくまで目安の一つだ。本当のことは実際に
足を運んでみて感じて、調べて分かること。
さて、宗教についての捉え方を記録したが
私が最も印象に残っているベトナムは
若い人が多いということだ。
私が関係している仕事が一次産業ということは
あるだろうが、15歳かそれ以下だろう
若すぎる人材がたくさん仕事をしている。
朝は9時前に郵便局に行くと、10人ほどの
小学生くらいの男の子たちが林の中で
サッカーをしているのも見かけた。
この国の人口は9000万人ほどで、半数は
都市部以外に住んでいるらしい。そう考えると
活気盛んな若い人口が地方都市にいることが
統計からも景色からも見て取れる。
韓国や台湾、そして何より日本に長くいた
私から見ると、元気なお年寄りが多い
ということがすごいことだと気づく。
自分は人生の中でいつまで若いとされるのだろうか
ベトナムに来ると33歳の私はさほど若くない。
来月には34歳になる。40歳になるまでの目標は
人生の円熟と、若さを保つこと、両方だ。
それを身をもって動機づけるためにこれからも
旅をして色々な社会にふれて内省していきたい。