ガツンとゆるい所感

機械工であり、二児の父であり、世界20カ国で遊んだり仕事した旅人がお送りする、仕事や生活での気づきや学び。毎朝7:30に更新していき、1000件を目標に記述を残します。

0303_努力は試されてなんぼ

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マレーシアの活動制限令が出されて

今日で30日目の自宅待機生活となった。

家に長くいると考え事も長くできる。

 

実際のところ、5歳と1歳の子どもが

(マンション内や廊下も含む)外で遊べず

家の中だけで1日を過ごす日が1ヶ月。

これは私にも妻にもかなりの負担をもたらす。

 

考え事をしながら本を読みながらコーヒーを

飲みながら…というような時間は1日の中で

合計で1時間あれば良い方だと思う。

その時間に待つのは家事であり、作業だ。

 

日中子どもたちと遊び(戦い)続けた後に

家のことを全て終え、子どもたちが静かに

寝静まり、洗い物や洗濯を終え、さて。と

なってからはもはやゆっくりしたいだけだ。

 

これは仕事から帰った後に何も努力をしない

勤め人(私のこと)生活と何ら変わりがない。

 

ただ、今回記録をしようと思ったことは

忙しい子育てや、外出規制の中でも、

外の世界は目まぐるしく、良くも悪くも

成長を遂げており、また自分たちも生活を経て

良くも悪くも変容を遂げているという点だ。

 

その中ではっきり断言できると気がついたのは

「人の努力は試されてなんぼ」ということだ。

※なんぼ(なんぼのもん)=どれほどか分かる

 

暇な自宅待機(在宅勤務)生活の中で垣間見れる

のは、いくつもある。事例を一つ紹介しよう。

 

・私の在宅勤務について

私は現在工場勤務なので、工場に仕事場が

あり、作業がある。事務所に閉じこもって

できる仕事は通常限られている。しかし、

 

過去に資料作成や改善提案など、自分の時間

(休憩時間や終業後)に事務方の仕事を努力した

成果が報われて、会社から高機能のパソコンを

貸与して頂き、またインターネット環境も

整えて頂けた。これは過去の努力の果実だ。

 

今、試されているのはこの果実をいかに次の

収穫のための種まきに繋がるか、だ。

 

与えられたパソコンで上司から受けた英訳作業を

こなすのが今の在宅勤務の形を成しているが、

他方で私はこっそり整えようとしている領域が

あったり、この際ゆっくり読んで理解したかった

技術資料を読み込む、時間が取れずに視聴

できていなかった勉強会動画を視聴するなど、

隠れた努力をふんだんに行う機会を持っている。

これは与えられた自由であり、試されている自由だ。

 

与えてもらったことは素直に嬉しい、でいい。

しかし与えられたことは、また同時に試される

ことが多い。部活動をしたことがある人なら

分かるだろうが、試合に出る機会は、どんな人でも

最初の一回がある。(お遊びの部活は除き)

試合に出続ける価値があるか、試される

ところから始める意味で、試合に出る機会を

与えられるのだ。この外出規制についても同じ。

 

自宅で仕事をしていい、ということは

自宅で仕事を進めることができる人物かを

試す機会に他ならない。厳しい組織なら

「成果がないならば、悪いが出社する機会を

 与えることを辞めよう」となるのだ。

そうでないと会社は潰れて終わる。

 

"この人物は規制や自粛の環境下にあっても

「伸びる、行動する、価値を生み出す」"

と評価されたなら、いくらでもまた新しい、

与えられた(試される)自由を享受できるだろう。

 

これまで述べたこと、子育てはかなりの時間を

費やす。夜は体力も時間もあまり残っていない。

限られた時間的・環境的資源から価値を生み出す。

それらから行動すれば良いのだろうか。

 

それは「楽しむことと、知恵を出すこと」だ。

そうでないと、自分が持たないのだ。努力の

基礎を築くため、楽しく続けたい気持ちになる。

 

課されたことだけをやる人、与えられるものを

待っている人にとって、永遠の在宅が始まる。

と思い私は知恵を出すことを心がけている。

 

平和な時は楽しいから知恵が出る。

苦しい時はその知恵の貯金を使う。

今は貯金を貯めるために神が与えてくれた期間だ。